英単語の日本語訳を英語の単語の並び方のままで理解する英会話教材「独学英会話」が評判に <エターナル>

 英語教材などの販売を行うエターナル(新潟県新潟市、五十嵐剛社長)の英会話教材「独学英会話」が評判だ。独学英会話の学習法は、音読練習を通じて英語を英語のまま理解するために、日本語の文章には訳さず、単語の日本語訳を英語の単語の並び方のままで理解するというものだ。例えば、「The plan is good.」を「その計画はよいです」とは訳さず、「その計画 = 良い」と訳す。また、「I like green tea.」は、「私は緑茶が好きです」とは訳さず、「私 好き 緑茶」と訳す。これによって、英語から直接意味を理解できるようになり、より自然に英語が話せるようになるという。
 また、英語は動詞を中心に文の形が決まることに着目し、まずは動詞を聞きとることにポイントを置く。動詞がしっかり分かっていれば、文脈をとらえることができ、その他の単語の意味が理解できなくても、全体の内容がおおよそ想像がつくとの考え方だ。さらに、「is」は日本語の「は」ではなく、数学の「=」と同じ役割があるととらえるなど、動詞の本来の意味を直接理解することで、ネイティブの人達のように、英語から直接意味を理解できるようにする。
 同教材の構成は、構文や文法項目、場面などによる構成ではなく、シンプルに文の長さ(ワード数)でレッスンを分けている。ホップ編、ステップ編、ジャンプ編と3段階があり、ホップ編では4〜6ワードの文、ステップ編では8〜18ワードまでの単文、ジャンプ編では 「that」節や接続詞がついている30ワードぐらいまでの文を扱い、徐々に文の長さに慣れながらトレーニングをしていく。
 さらに、各段階では、「Listen」(聞く)、「Understand」(理解する)、「Read」(読む)、「Reproduce」(再生する)の4つのパートからなってる。まずは、動詞を中心に聞きとることから始め、次に英語の語順のまま意味を理解。さらに、「Read」では、それらの文章を読む練習をし、最後に、それらの文章をもとにして、別の文章を考える練習をする。
 「独学英会話」は4枚のCDと138ページからなるテキストなどで構成され、価格は1万9800円。
 エターナルの担当者は「英語をその語順のまま理解しようとする理由は、英語を日本語に完全に訳してしまうと、元の英語とは全く違った構造、語順になってしまうからです。内容さえ理解できれば、できるだけ日本語にしない方が英語の上達につながるのです」と話している。
 「独学英会話」の詳細は、こちらへ。