抗がん剤治療などで脱毛の悩みを抱えた女性のために開発した医療用かつら <ライツフォル>

 医療用かつら製造販売のライツフォル(東京都新宿区、陰山昌利社長)は、抗がん剤治療などで脱毛の悩みを抱えた女性のために開発した医療用ウィッグ(カツラ)を製造販売し、多くのユーザ―からの信頼を得ている。価格が2万7000円からと、リーズナブルなのが最大の特徴で、総手植えによる高い品質や通気性のよさなども併せ持っているという。軽量なのもセールスポイントだ。また、インターネットだけで注文できる利便性も重宝がらているという。
 同社は大手かつらメーカーなどへの卸が中心といい、その高い技術を駆使して製造し、中間業者をすべて排除し中間マージンをカットすることで、高品質でリーズナブルな価格を実現したという。さらにインターネットで販売することによる販売経費の削減も、低価格の実現に貢献している。
 同社の医療かつらは独自の道具を使い、熟練の技術者が髪の毛を一本一本総手植えをし、長い時間をかけて丁寧に作り上げていくという。また、分け目の部分は、超極薄のスキンネットを使用し、地毛が生えているような自然さを実現したという。
 「インターネットでのかつらの購入は不安」という声に応えて、最初に試着用の製品を届け、試着してもらった上で、気に入らなければ自由にキャンセルできるシステムを実現した。試着した上で購入する場合は、希望のサイズや色を指定して正式に注文する。希望すれば、無料で好みのスタイルになるようカットやカールをしてくれる。
 ライツフォルは「医療用かつらをお求めになるお客様は、身体的な負担だけでなく治療費を含めた経済的な負担、さらには心の負担も負っておられます。私たちは、皆さまが前向きに治療と向き合い、落ち着いた生活を過ごしていただけるようにと皆さまが喜んでいただける品質と価格を本気で追求しました」と話している。